(2023年8月発行)
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SOMPOのパーパス経営

特集

SOMPOアワード

SOMPOグループでは、MYパーパスやI&Dについて社員が理解・共感するフェーズから、それらの理解を力に変え、実際に行動をおこすフェーズへと歩みを進めるべく、2022年に新たなグループ横断の表彰制度“SOMPOアワード”を導入しました。
この表彰制度では、社員一人ひとりのMYパーパスにもとづく、SOMPOのパーパス実現に向けた取組みを表彰することで、MYパーパスに突き動かされたチャレンジにあふれるカルチャーへの変革を図っていきます。

SOMPO AWARD OF THE YEAR

すべての応募の中から大賞1つをSOMPO AWARD OF THE YEARとして選出します。

Gutto賞

より多くの社員が“グッと”きた特別賞。
カテゴリー賞受賞案件の中から社員投票で選出されます。

カテゴリー最優秀賞

各カテゴリーでもっとも優秀な賞が選ばれます。

Hakken & Shinka 賞、Jitsugen 賞、Kokoro zashi 賞

受賞者の声

SOMPO AWARD OF THE YEAR

SOMPOケア
西日本第一推進部
地域事業推進課
星野 一久

ホームのご利用者さまには幸せを感じていただき、地域の子どもたちには介護職をあこがれの職業だと思ってほしい、そういった想いでプロジェクトを推進しました。ご利用者さまや現場の職員の応援・協力があってこそ実現できた企画だと思います。今後もエリア一体となって、ご利用者さま、子どもたち、介護職員で地域交流の輪を広げていきたいです。

Gutto賞

プライムアシスタンス
ビジネス開発部
企画室
藤田 玲子

私が掲げるMYパーパスは、「世の中の不平等や格差をサステナブルな形で仲間と一緒に解消する」ことです。この想いを『アイコサポート』を通じて実現するために、支援し、応援してくれた人がたくさんいます。そのうちの1人でも欠けていたらこの賞は受賞できなかったと思いますので、共感してくれた方々への感謝の気持ちでいっぱいです。

SOMPOアワードは、社員一人ひとりのMYパーパスにもとづく、 SOMPOのパーパス実現につながるアイデアや取組みを称え合うためのグループ横断の社内表彰制度です。初年度である2022年度は、単に新たな表彰制度として導入するのではなく、タウンホールミーティングや事例共有会など、パーパス浸透施策と密に連携を取りながら制度の浸透を図った結果、国内外のSOMPOグループ各社から合計993件の応募が集まりました。

制度の概要

SOMPOアワードでは、MYパーパスに突き動かされたチャレンジにあふれるカルチャーへの変革に向け、「チャレンジ」、「カルチャー醸成」、「SOMPOらしい価値創造」の3つのカテゴリーに分けて取組みやアイデアを募集しました。続く選考では、挑戦の背景に想いや使命感、MYパーパスなどにもとづくその方ならではのストーリーがあり、またI&Dやグループシナジー、社会課題解決への貢献など、“SOMPOならでは”が感じられることに重きを置きました。なお、選考プロセスの一部では、応募者の想いを深掘りする対話形式のヒアリングや、もっとも多くの共感を集めた取組みを選出する社員投票の導入など、インタラクティブな方法を採り入れています。

MYパーパスに突き動かされたチャレンジにあふれるカルチャーへの変革

制度立ち上げに対する想い

入社以来、私自身が会社にさまざまな挑戦の機会を恵んでもらった経験から、自らの立場を活用して、当社グループで働く仲間の挑戦を後押しするようなことができないかと考えたことがきっかけです。加えて、当社は多様な事業を有するグループではありますが、一社員の立場からするとそういった多様性を感じる機会が十分ではないのでは、という想いもありました。そこで、チャレンジの総量を上げることに主眼を置き、社員一人ひとりの自分らしい挑戦を応援するグループ横断の表彰制度“SOMPOアワード”を創設するに至りました。キーメッセージ「すべての挑戦に、エールを。」には、すべての社員のチャレンジを称え、励まし、後押ししていきたいという想いが込められています。

SOMPOホールディングス サステナブル経営推進部 松本 静香
SOMPO AWARD OF THE YEAR 受賞 / kokoro zashi 賞
SOMPO流 子ども食堂中部推進担当PJ始動!
取組内容
  • 「介護職は専門性が高く、価値ある職であることを人々に伝え、イメージを変えたい」という大志を胸に介護業界に転職。変革を進める会社の方向性と自身の大志の一致を確認。
  • 各担当者の得意分野を活かしながら事業部横断でSOMPO流子ども食堂の推進に取り組むことで、最高のチーム作りに挑戦。
  • 結果、多世代間交流の場であるSOMPO流子ども食堂の運営を通じ、チーム力向上に加え、未来の介護職への憧れの醸成や明るく開かれた介護施設のイメージづくりに貢献。
SOMPOケア SOMPO流子ども食堂
中部推進担当プロジェクトメンバー
役員からの応援メッセージ
  • 「介護職は価値ある素晴らしい仕事なんだ!そのことを皆に理解してほしい!」という星野さんの強い想いをきっかけに、プロジェクトチームを結成し、各自が強みを活かした強いチーム力で、SOMPO流子ども食堂を実施してくれました。

  • これはパーパスマネジメントの手本になる取組みだと感じます。ぜひ今後も子ども食堂の拡大を通じてさらにチーム力を高め、介護業界の変革に挑戦し続けてください!

社員投票コメント
  • 先日名古屋のあるホームを見学させていただきました。子ども、高齢者、社会や地域を変えられる力があると感じました。
  • お子さまと触れ合い、ご入居者が笑顔になると、私たち職員のやりがいにつながります。お子さまが介護の仕事に興味を持っていただけると嬉しいです。
Gutto賞 受賞 / Hakken & Shinka 賞
障がいを超え誰もが活躍できる社会を『アイコサポート』
取組内容
  • 企画者の藤田さんと視覚に障がいのある藤井さんを中心に、関係者の「障がいの有無に関わらず、誰もがもっとワクワクする社会を」という想いが原動力となった取組み。
  • SOMPO Digital Lab、デジタル・データ戦略部の支援を経て、プライムアシスタンスのコールセンターを活用し、見えない・見えにくい方に「声の視覚情報」を提供するサービスを開発。
  • 利用者からは、「できることが増えていくにつれ、新たなことにも挑戦してみようという気持ちになる」との声が聞かれている。
プライムアシスタンス
チームアイコサポートメンバー
役員からの応援メッセージ
  • 企画の趣旨に賛同し、転職して開発メンバーに加わった藤井さんと、とにかく目の前の藤井さんに喜んでもらいたいと企画を推進した藤田さんを中心に、「視覚に障がいのある方の生活をより豊かにしたい」という想いの重なりあいによって実現した、大変社会的意義の大きいチャレンジだと思います。

  • これからもその熱い想いを大切に、チャレンジを続けていってください!

社員投票コメント
  • すべての人が自分の人生を自分らしく充実したものにすることに貢献しており、まさにSOMPOのパーパスの実現に近づく取組みだと思いました。
  • 利用者の方の喜びの声を聞いたときに、このサービスを提供している会社の一員として、誇りに思い、心を動かされました。
Jitsugen 賞
沖縄こどもみらい仕事体験イベント
取組内容
  • 「沖縄の発展、課題解決に貢献したい」というメンバーの想いから、沖縄の課題の1つである子どもの貧困の解決に挑戦。
  • 支社長も本件に業務として向き合う姿勢を示し、メンバーを全面的にサポート。
  • 結果、子どもたちが高い志を持つきっかけ作りとして、プロから仕事内容を学ぶ「沖縄こどもみらい仕事体験イベント」を企画し、17の企業・団体との共創により実現。
  • 参加枠を大幅に超える応募に加え、多数のメディアでも取り上げられるなど、大きな関心を集めた。
損害保険ジャパン 沖縄貢献チームメンバー
役員からの応援メッセージ
  • 地域ならではの課題に着目し、沖縄の子どもたちが自らの手で未来を切り開いていく、その後押しを、同じ想いを持つ数多くのステークホルダーとの共創を通じ成し遂げた点に大変感銘を受けました。

  • この企画を実現する裏には、徹底的な業務の見直しによる時間創出の努力があった点も素晴らしいと思います。

  • おめでとうございます。これからの取組みにも期待しています!

社員投票コメント
  • 地域の課題を先送りせず、将来のため今できることに挑戦した素晴らしい取組みですね。こういった活動が沖縄を起点に全国に広がってほしいと思います。
  • 沖縄以外の地域にも横展開が期待できる素晴らしい取組みですね。私たちの活動とも連携してさらに発展させていきたいです!
COLUMN
メタバースを活用した表彰式

第1回SOMPOアワード表彰式は、リアルとメタバースを融合した形式で開催しました。表彰式におけるメタバースの導入はグループ初の試みでしたが、その背景には社員自らが作り上げる表彰式にしたいという想いがあります。ただ表彰式を見たり聞いたりするだけでなく、国や事業の垣根を超えて社員が受賞者を称えたり、エールを送ったりする、そういったことを通じて社員自らが作り、盛り上げる式とすべく、インタラクティブな要素を含んだメタバースを導入しました。
メタバース上で表彰式に参加した社員は、メタバース内のスクリーンに中継されるリアル会場の表彰式を見ながら、拍手、ダンスなどのリアクションやチャットを通じて受賞者にエールを送りました。また中継以外にも、メタバース上に配置された受賞案件に関する動画やポスターを見たり、他の参加者との交流を楽しんだりする場面も見られました。
参加者からは、「受賞者のインタビューを聞いて、涙を流した」など、リアル会場の感動が共有され、共感を生んだ声も多くあがりました。