このページの本文へ移動します
(2024年8月発行)

事業CEOメッセージ

「唯一無二の顧客体験」の創造を通じて、一人でも多くのお客さまに健康と豊かな人生を

国内生命保険事業CEO

大場 康弘

SOMPOひまわり生命は「健康応援企業」として、お客さまの豊かな人生と夢の実現をサポートし、自分らしい人生を過ごせる社会を実現することを目指しています。目指す姿に向けてお客さまに提供をしてきた、保険本来の機能(Insurance)に健康を応援する機能(Healthcare)を組み合わせた「Insurhealth®(インシュアヘルス)」は2018年の販売開始から累計販売件数が160万件を突破しており(2023年度末時点)、多くのお客さまから共感・ご支持をいただいています。また、『健康☆チャレンジ!』の成功者は未成功者に比べ入院率が低いといった健康応援による実績も見えてきており、お客さまの健康応援を実現していると感じています。

当社は、保険商品やヘルスケアサービス等を通じて、データ・デジタルでお客さまとつながり、健康に対する気づきの提供や行動変容の応援を行ってまいりました。このようなデータ・デジタルを活用して健康を応援するコミュニケーション活動を一層強化し、保険商品やヘルスケアサービスによる提供価値の向上を目指していきます。そして、健康応援企業として、今後もお客さまの健康応援を実現する「唯一無二の顧客体験」の創造を通じて、一人でも多くのお客さまが健康でいられる豊かな人生のお手伝いを全役職員が一丸となって取り組んでまいります。

新中計における事業戦略の全体像

“お客さま本位で、ひまわりファンをさらに拡大し、健康になっていただくこと”で掲げた財務目標、未財務目標を達成する
図:財務目標
												ひまわりファンをさらに拡大
												Insurhealth®新契約×1.4倍*3
												
												未財務目標
												ひまわりファンを健康に
												健康応援CXで強化
												
												健康応援企業 さらに拡大

*1 IFRS利益ベース  *2 金利リスク削減で必要資本が減少したことによるHD資本配賦額の減少を反映
*3 新契約年換算保険料ベースで+120億円(前中計の増収額+135億円) *4 IFRS17号による新契約価値
*5 将来の大幅な利益増加につながり得る価値  *6 アプリ利用かつ健診データ登録者数

中期経営計画では“お客さま本位で、ひまわりファンをさらに拡大し、健康になっていただくこと”で掲げた財務目標、未財務目標を達成することに取り組みます。目標達成に向けたキードライバーはInsurhealth®と健康応援CXです。営業態勢を見直し、保険商品の提案と健康サービスの提案を同価値と位置づけたトレードオン営業に取り組むことでInsurhealth®新契約を1.4倍とし、掲げた財務目標を達成していきます。またお客さまの健康を応援するコミュニケーションである健康応援CXにより、ひまわりファンの健康に向かう行動変容を応援していくことで、多くのひまわりファンに健康になっていただくことを目指します。また、ひまわりファンを健康にする取組みを通じて、健康行動がもたらす利益効果を実現していきます。

新中計における主な取組み

1トレードオン営業

保険商品の提案と健康サービスの提案を同価値に位置づけ、一体で推進していくことにより、お客さまとつながり、お客さまとの関係を強化することで、ひまわりファンをさらに増やし、健康になっていただく健康応援企業ならではの営業、トレードオン営業を定着させることで、これまで保険だけではつながることができなかったお客さまと健康によってつながっていくことに取り組んでいきます。

図:1.トレードオン営業の定着~保険商品とサービスを同価値で提案~
									2.健康応援進化~保険商品とサービスの一体開発、健康応援事務*1の構築~
									3.事業費構造改革~生産性向上~
									健康応援企業
									ひまわりファン(2026年度目標)700万人
									健康行動数*3(2026年度目標)55万件
									すべての価値判断=お客さま本位の業務運営と幅広なコンプライアンス*4

*1 事務部門がお客さま接点で健康応援を行うこと *2 営業現場と本社が一体となってお客さまの健康を応援するコミュニケーション活動
*3 ひまわりファンの健康に向かう行動数 *4 法令等遵守にとどまらず、健康応援企業として社会の期待に応えて信頼を得ていくこと

2健康応援CX強化

MYひまわりを核にお客さまとつながり、事務やお客さま対応を起点にお客さまの行動変容を促すこと(健康応援事務)で、お客さまに健康になっていただくコミュニケーション(健康応援CX)を当社ならではの強みとしていきます。

3事業費構造改革

図:事業費構造改革
												(旧来型投資の見直しおよび重点領域投資への投資組替)

すべての業務を見直し、物流コスト増・物価高・契約増加による事務量増加に伴う定常経費の増加を抑制します。また旧来型投資を見直し、重点領域への投資組替をすることで、“ひまわりファンをさらに拡大して、健康になっていただく”新中計の実現を後押ししていきます。

新中計における取組みを加速させる2つの力

①現場力(ヒトの力)

写真:相談イメージ

お客さまにより近いところで、現場の社員が自ら課題を設定し、現場の一人ひとりの多様な人財(DEI)が知恵を出し合い、職場・会社全体のチームワークで改善・進化する力(組織・個人の共創=コ・クリエイション)。

②データ・デジタル(の力)

取組みによりお客さまのデータと外部データを収集・分析・活用しながら、ひまわりファンを増やし、健康にする精度を高め、Insurhealth®の価値を向上させるドライバーとなるもの。蓄積されたデータを活用することで、当社独自のコミュニケーション、商品・サービス開発などが可能となり、唯一無二の強みとしていきます。

図:収集
											社内外データ、
											蓄積
											データ基盤によるデータの一元管理
											分析・活用
											データドリブンな判断にもとづく商品、カスタマージャーニー設計・パーソナライズされたレコメンド