SOMPO伝。それは、SOMPOで働く社員100名の意志の物語。会社人としてではなく人間としての、彼らの原体験・生き方を、約500時間かけて取材・執筆・編集。SOMPOの全社員に届けた。会社中心の働き方ではなく、自分中心の働き方を考えてもらうために。社員一人ひとりに、もっと幸せな働き方を見つけてもらうために。働くことの価値。生きることの幸せ。それをアップデートしていくのが、私たちSOMPOだから。

SOMPO伝とは

あらゆる人が、自分らしい人生を
健康で豊かに楽しむことのできる社会。

それが、SOMPOの目指す未来、パーパスです。
SOMPO伝は、社員一人ひとりが

SOMPOという舞台で自分の志を実現していく物語を、
『未来伝記』として書き記したものです。

SOMPO伝を読む

EPISODE.01

介護、そこにあるべきもの

圓藤香津子の強い想いが、介護の道を切り拓く

「香津子ちゃんは、笑うてんのが、いちばんええね」

　彼女の祖母はそう言って、かすかに震える手を、彼女の頭にやさしくのせた。リウマチを患っていた祖母の部屋に食事を運ぶのは、孫の圓藤香津子の役目だった。

「そんなん言うけど、ばあちゃんは、じいちゃんに怒ってばっかりやん」

　そう口をとがらせると、祖母は、ちょっと恥ずかしそうに笑った。

EPISODE.02

技術と才能と仲間たち

早川裕子の想像力は、安心、安全の常識を変える

「ゆうこちゃんの絵、へんなの」

　友達に声をかけられ、八歳の早川裕子は、あたりを見回した。彼女を含め、十人ほどの子どもたちが、校庭にそびえたつ一本の柳の木を描いていた。しかしその葉を青、赤、黄などさまざまな色で塗っていたのは、彼女ひとりだった。カッと顔が熱くなり、思わず画用紙を両手で覆った。

「早川さんは、想像力が豊かなのね」

　振り返ると、先生が笑顔で、こちらを見ていた。

EPISODE.03

未知と向き合う、その決意

松本洸徳は、女性の未来と、人類の未来に光を灯す

「私、ＰＭＳがひどくて」

「わかります。私もイライラしたり、食べ過ぎたりしちゃって……」

　女性社員たちに囲まれた松本洸徳は、異国の地に迷い込んだかのような心境だった。彼が責任者を務める、フェムテック事業の打ち合わせでのことだ。ＰＭＳ、ピル、月経困難症。出てくるワードのすべてがぼんやりとしか摑めない。そもそも男である自分がここにいて良いのだろうか。

EPISODE.04

眩き非常識

貝原太郎は、デジタルの力を、人の生きる力に変える

　カリフォルニアの太陽がまぶしく降り注ぐなか、貝原太郎は、絶句していた。

　（これが、世界と日本の差か……）

　彼は、シリコンバレーに来ていた。世界の最先端を吸収するのだ、と大きな使命感を抱いていた。しかし。

EPISODE.05

世を、人を、深く想う

櫻田謙悟は、安心・安全・健康のテーマパークを実現する

　広々とした校庭を風のように駆け抜けていく少年は、まさにクラスの英雄だった。その背中を睨みつけ、幼き日の櫻田謙悟は、まだ小さな奥歯を噛み締めた。櫻田は足が遅かった。彼がどんなに必死に手足を振っても、少年にはとうてい追いつけなかった。

「お前には、武道のほうがいいんじゃないか」

　自室でうなだれていた彼は、父親の言葉に、顔を上げた。

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SOMPO伝とは

BIOGRAPHIES

介護、そこにあるべきもの

技術と才能と仲間たち

未知と向き合う、その決意

眩き非常識

世を、人を、深く想う

SOMPOが掲げる「パーパス」とは

すべての挑戦に、エールを。

SOMPOが掲げる
「パーパス」とは

すべての挑戦に、
エールを。